【お金の勉強】子供の将来の為ならお年玉を全額貯金してはダメ!?

お年玉全額貯金メリット・デメリット育児
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子供の頃は本当に幸せでしたね。

大人の苦労も知らずに毎年毎年大きな金額のお金を貰えるお正月のお年玉。

 

筆者の幼少期は記憶にありませんが、小学生の中学年や高学年あたりで

もらったお年玉は割と自由に使えて、欲しいものが買えていた記憶があります。

 

うちの親は小学校の高学年になる頃には、お年玉の使い方は割と制限していなかったわけです。

 

では2019年現在で世の中の子供がもらったお年玉の使用方法はどうなっているのでしょうか?

 

どこの調査・アンケートを見ても親が希望している使い道1位はダントツで

 

「貯金」です。

 

まぁ大人はお金の有難みを身に染みていますし、お先が暗いと言われすぎている日本で

よほどのお金持ちでない限り、子供の将来の事も心配して貯金を希望するのも無理はありません。

 

そして割と小さい子供(小学生)ぐらいになると「おもちゃ・ゲーム」という使い道が多くなり

 

さらに年齢が上がって、高校生になると、なんと使い道の1位が

 

「貯金」です。

 

これは10代の高校生にまで未来の不安を感じさせている日本である事が

本当に悲しい結果とも言えますが、またそれをしっかりとしたリスクと感じて

貯金を選択するいまの高校生が堅実であるとも言えます。

 

事実、世のお年玉の多くは全額ではないにしろ

「貯金」される事が多くなっているわけです。

 

ではこの記事の本題である

なぜ子供の将来の為ならお年玉を全額貯金してはダメなのか、理由をまとめてみました。

今後、親御さんたちの考え方や、または子供たちにお金の事を教える時の参考にしていただければ幸いです。

 

子供の将来の為ならお年玉を全額貯金してはダメな理由

唯一のメリットはお金が貯まる

当たり前の事ですが、使わないで全額貯金に回せば

人によりますが高校卒業時には2~30万のお金になります。

 

子供が何か困った時やお金が必要になった時の為に

置いておくのは決して悪い事ではありません。

 

むしろそれが目的ですという親御さんが多いと思います。

子供が承知しているかどうかがポイント

1歳や2歳でお金の事はわからなくても

3歳や4歳になればお金の事はすでに理解できています。

 

ましてや小学生ともなると、お正月にお年玉がもらえるという風習も十分わかっていて

それが自分に対して貰えている事もわかって当然です。

 

そのお年玉を、全て有無も言わさず没収するかのごとく預かり全額貯金に回す。

これはあまりよくありません。

 

子供の為に貯金しているからいいでしょうが!という声が聞こえてきそうですが

せめてキチンとなぜ預かるのか、そしてこのお金は貯金して

最終的には子供のものであるという説明をして貯金してください。

 

大人の日々の生活費に回しているという家庭もあると思います。

それは現実問題として仕方ありません。

ただし、それもやはり子供のお金を使っているという認識を持つことと

子供には正直に生活費にしていることを理解してもらうべきです。

 

やはりきちんと説明なしに、自分が貰ったお年玉がどこにいったかもわからない状態では

子供も納得いかないのと、親子の信頼関係にも繋がると思います。

 

出来れば、お年玉の何割かは使わせてあげる

いまの小学生はおこづかいはどれほど貰っているのでしょうか?

筆者の時代はおこづかいがあったのかも怪しいぐらいですが(笑)

 

おこづかいがなくても、誕生日やクリスマスにはプレゼントがもらえたり

勉強やスポーツを頑張ったご褒美に何かおもちゃを買ってもらえるという

喜びは小学生でも備わっていると思います。

 

そして、子供であればあるほどその喜びは凄いですよね。

たとえそれが大人にとって金額が小さいものであれ、少々値段のはるものであれ

子供にとって欲しいもの、普段買えないものを買ってもらえる幸せは非日常なわけです。

 

おこづかいが月1,000円、2,000円だとしても

お年玉の金額は数万円にも上るので、おこづかいを使うのを1年間我慢して貯めた金額が

お年玉で一気に手に入るわけです。

 

そのうちの一部、仮に5,000円だとしても

小学生が欲しいものとしては相当範囲も広がり嬉しいものが買えると思います。

ゲームソフトや少し大きい遊び道具やおもちゃが

10,000円ほどだったとしても是非使わせてあげてください。

 

現在の年齢としては普段絶対に手に入れる事ができないものを

お年玉で手に入れる事ができた時の感動とその後の幸せな日々は

その年齢のその時にしか味わう事ができないのです。

 

少額でも沢山感動できる低年齢のうちがおすすめ!

 

これはどういう事がと言いますと

 

小学生の男の子が10,000円もするおもちゃを買ったとしましょう。

親ですら、多少迷うほどの金額ですが、お年玉で買わせてあげたとします。

 

一方、お年玉をずっと親に没収されてきた男の子が高校生の時に

たまたま10,000円分だけお年玉を使っていい事になりました。

その男子高校生が好きな服を買いました。

 

同じ10,000円でも圧倒的に感動が違うと思いませんか?

 

高校生が買ったものを服にしているからそう思うんだろ!

という声が聞こえてきそうですが

 

まさにそこなんです。

 

高校生ぐらいの年齢になると10,000円では

ちょっといい服を買う程度の金額でしかないのです。

 

小学生の頃と比べると、すでに沢山の物を知って、沢山の経験もしています。

 

子供の頃食べたあれはとんでもなくおいしかった記憶があるのに

大人になって食べるとそうでもない(口が肥えた)と似ていますね。笑

 

まとめ

子供に散財させろというわけではありません。

むしろ散財もある意味経験とみると悪いわけではありません。

 

筆者としてはたとえ小学生以下でも

お年玉の一部を渡して自分で考えて、自分の判断で買うものを決め

一緒に買いに行くのが良いと思います。

 

ただただ親の判断で貯金する事は

子供にとっての自分の財産としてのお金の使用法を考える良い機会や

その当時に得れる感動や失敗や経験がもったいないという事です。

 

なるほど!と思った方は少しでも良いので

今後の子供とのお金のお勉強に役立てて頂ければと思います。

 

幼稚園なら1,000円でもいいですしね!是非^^

 

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