いきなりですが結論を書かせていただきます。
実家に頼る子育てについて。
頼れるものは頼れ
基本的にはこれでいいです。
ただし、条件や場合によって悪影響しかない場合があります。
【支援】新米パパ必読!実家に頼る子育ての良い例と悪い例!【甘え】
なぜこのような議論になるのか?
理由は簡単ですね。実家に頼る事を「甘え」「自立していない」「頼らない事を美徳としている」など、こういった感情や印象を抱く方が一定数いるからです。
また子育てを経験していない方が勝手にそういう印象になっていたり、人生を自分でどうにかしてきた方や可能な限り頼らない事を美徳としている考えの年配の方などがそう考えてしまう傾向にあります。
実家に頼る子育てを批判する様々な人のパターン
< パターン 1 単純頑固型 >
昔人間で頑固なせいで、結婚すれば夫婦で頑張るのが当たり前としている
< パターン 2 自分は頑張ってやってきた型 >
大変な事があっても仕事も子育ても誰かに頼る事なく自力でやりきった
< パターン 3 ほんとは甘えてるが批判する型 >
実は自身もいろいろ頼っている事を棚に上げて、人の事は批判する
< パターン 4 妄想批判型 >
そもそも結婚や子育ても経験していないのに批判する
この中で実家に頼る事を「甘えだ!」と批判してもまだ唯一許されるパターンの人はパターン2の人です。自力でやりきった事実があるので考えとして批判する事は仕方ありません。
次にパターン1の頑固型です。批判を言ってるあなたはどうなの?という点と昔と現代の子育て事情の違いを考えていない可能性が高いので、こういう方の話は相手はすでに頑固者と分かっている場合が多いのであまり聞いていないかもしれません(笑)ただし「結婚すれば基本的には夫婦で頑張る」という点は昔であろうが現代・未来であろうが変わらないので言ってる事は間違ってはいません。
パターン3は口だけ番長。パターン4は基本的には批判する資格はありません。
その批判は嫉妬なのか、叱咤なのか(重要)
自分が頼れない環境にある、または自分が頼らなかったので
実家に頼る人を批判するのは嫉妬です。
他人の環境を羨んだところで仕方ありません。
お金持ちの家の子供がいい暮らしをしている事を批判するのも一緒です。
実家に頼る事、甘える事が当たり前になり
夫・嫁・母親・父親としての成長が止まってしまっている
世間と乖離した考え方の親になってしまい、子供へすらも悪影響。
この人に「甘えるな」というのは叱咤になるでしょう。
それを踏まえた上で、良い例と悪い例をご紹介いたします。
悪い例
※そもそも両親側が困った考えである場、両親と関係がうまくいっていないパターンは今回は除きます。
悪い例になりえる夫婦(夫 or 嫁)の根本的な所は頼っている事の自覚意識が薄い(無い)という点でしょう。
サポートしてくれる実家への感謝の気持ちと、仮にいっさい実家の支援が無かった場合でも自分たちでどうにかする気持ちを常に持ち合わせているかどうかが非常に大切です。
これは相手がたとえ嫌な顔一つせず積極的に支援してくれる実家であってもです。
< 実例 >
結婚してなお、奥さんの実家に住んでいる夫婦の例ですが、基本的には毎日、親にご飯を作ってもらい、洗濯や掃除も親がしてくれている。住宅ローンや家賃の出費はなく、食費に関しての出費も圧倒的に少ない。
この事を良い事に、たまに奥さんがキッチンに立つ時はスーパーに買い物に行くと、買いたい食材を買い放題で、お肉なども値段を選ばず、そして子供が生まれるとチャイルドシート・ベビーカーは有名メーカーの高額品、子供への食事は全てオーガニック、挙句に離れている時にベッドを見れる遠隔カメラなど様々なものを夫に要求してくる。
いよいよ夫婦でも新しい家を建てようという話になり、現在の実家を取り壊して新たに二世帯住宅を建てることに、しかしその間取りも奥さんの言いたい放題で、長期ローンの月支払い額がとんでもなく高額になる見積り。夫は散々話し合っても、奥さんは私が「もっと言い仕事を見つけてくる」「稼げばいい」と言う始末で、結局未だに家の話は頓挫したまま。。。
この夫婦のそもそも奥さんの実家に住んでいるという点は、この夫婦の決断であり、また親も承諾しているので他人がとやかく言う必要はないでしょう。
やはり問題点は、この奥さんが親に頼りきっている自覚が無い事、親の現在の支援が無ければ奥さん自身が口にするような贅沢な生活はできていない事を理解していない事です。
自覚もなく現実が見えていないと世間知らずに近いような言動になり、親が居なくなれば最終的には自分が(夫婦が)困る事になる想像力も薄いわけです。
一人で困るならいいですが夫婦ですので、すでにパートナーは困っています。
頼る事や甘えさせてもらう事は悪い事ではありませんが
「助けてくれる親には本当に感謝している」
「親のおかげで生活が回っている」
実家に頼っている夫婦のどちらからもこの言葉が素直に出ていますか??
そして必ずもう一つある意見としては
「親(両親側)も悪いだろ」
という意見はあって当然ですが、今回は夫婦側の考え方をフォーカスします。
親でなくとも他人が甘やかしてくれる事が当たり前になり、甘え続けるようではいけません。
良い例
頼っている事を自覚し、常に感謝の気持ちを持っている夫婦は、頼れる実家が近くにあってもまずはできるだけ自分たちで頑張り、何から何まで頼る事はしないでしょう。ようは良識があるという事です。
また親が有難迷惑なほど積極的に支援してくれる場合であっても、無下にせず実家との良好な関係を築ける場合が多いです。
いくつになっても我が子は心配でサポートしたいご両親は多いと思います、また見返りなどは求めていないと思いますが、どんな両親であれ夫婦側の考え方が良識であれば非難されるような事もなく、また自己の成長も続けれる夫婦であると言えます。
また良い例とはまた違いますが、やはり子育てで生活にいっぱいいっぱいになり、家族が疲弊しきってしまうぐらいなら、それまでに実家であれ誰であれすぐに頼ってください。
また頼れる人が居ない場合でも、全く居ないわけはありません、役場の子育て支援課でも、ネットの無料相談でも、なんなら近所の交番のおまわりさんでもいいので、誰でもいいので頼ってください。
まとめ・現代において頼る事はもっと推奨すべき
どちらか一方の頑張りや根性論や精神論ではどうにかできる時代ではありません。
共働きが当たり前になり、専業主婦が当たり前の時代に奥さんが家の事をしてくれていた、日中の約8時間~10時間ほどが現代ではお金を稼ぐ仕事の時間に代わり無いわけです。
そんな中子育てや家事を回していかなければならず、もっと言うならば、生活自体も困窮する世帯が増加傾向にあるわけですから、頼る事や助け合う事を積極的に善しとしなければ、現役の家族を追い込み、さらにはこれから結婚し子育てをしようとする人すらも減らす事に繋がりかねません。
もちろん、ただただ怠けたいだけで両親に甘え続け依存する者、また子供だけ無責任に作り、実家に子供を預け、遊び呆けている親などはもってのほかなのは言うまでもありありません。
筆者も昔は誰にも頼らずに何でもすると思う性格でしたが、年齢が上がるにつれて、どうしても仕方がない場合や申し訳ない気持ちをもちつつ甘えさせてもらう事は悪い事ではないという考えが今では普通になっています。
これから結婚し、親になる方にはこの記事を読んで、頼る事についての考えにお役に立てれば幸いです。
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