子供の花粉症の予防と治療!花粉アレルギー撃退【2020年春】

子供の花粉症の予防と治療!花粉アレルギー撃退育児
スポンサーリンク




国民病といわれ今や3人に1人どころか国民の4割に近づきつつある花粉症。

さらには、子供の発症も年々増加傾向にあるという始末。

 

筆者は重症の花粉症持ちです。

小学校からの付き合いなので逆に慣れたとも言えますが。

自身が花粉症の親御さんは、絶対に子供には発症してほしくないと思いますよね?

一度発症したら自然治癒することはほぼありません。

 

すぐに治るような魔法の薬もありませんので。

まずは、なるべく発症させない努力をするしかありません。

 

小さい頃から花粉症になっている我が子を見るのは

辛い、かわいそうどころか親にとっては生き地獄に等しいです。

 

この記事で花粉症の事を今一度再確認して予防や、発症後に役立ててください。

 

子供の花粉症の予防と治療!花粉アレルギー撃退【2020年春】

子供の花粉症の発症率の高い年齢は何歳?

花粉症を発症した子供の、発症した年齢の統計データを見ると

0歳~5歳が4割、10歳までに発症した子供が8割にも上ります。

そして中でも、5歳前後が一番発症率としては高くなります。

確率論からすれば5歳前後はより注意が必要です。

 

親から子供へ花粉症は遺伝する!?

ロート製薬さんの過去の調査結果ですでに

両親が花粉症である場合、子供が花粉症の割合は43.2%

両親が花粉症でない場合、子供が花粉症の割合は11.6%

明らかに差が出ています。

遺伝と言い切れなくても親が花粉症の場合は子供が発症する確率が高いと言えます。

 

<参照>ロート製薬・「子供花粉症」調査結果

衛生仮説は本当?・第一子・長男・長女がなりやすい!?

同じくロート製薬さんの行った調査で、花粉症の発症率を出生順に見た場合。

 

第一子が39.7%

第二子が29.2%

第三子が28.6%

 

こちらも第一子が明らかに発症率が高い結果となっています。

 

またこちらの理由については「衛星仮説」と呼ばれる

綺麗な環境で育つにほどアレルギーが発症しやすいく

あまり衛生的ではない環境で育つ方が

アレルギー発症が少ないという仮説が用いられています。

 

みんな第一子はかわいい上に何事も心配で綺麗な環境で育てれるけれど

第二子、第三子になると、お兄ちゃん・お姉ちゃんがすでに常時ドタバタしてますので

家の中は綺麗にしようとも、カオスになるのでその中で育つ方が強くなる感じですね(笑)

 

花粉症予防?結局何を注意すればよいのか

世の中には様々な花粉症の予防や、発症後の症状を抑える情報が溢れかえっています。

しかし、効果どうこう抜きにして、そもそも子供にできる事もほとんどありません。

 

そうではなく、基本の基本を確実にするしか予防方法はありません。

 

< 外出する時 >

・マスクをする
・花粉用めがねをする
・目薬をさす
・花粉吸着スプレー・クリームを使う
・花粉侵入防止グッズを使う
・花粉がつきやすい服を避ける
・帽子をかぶる

 

< 帰宅した時 >

・服や持ち物についた花粉を落とす(玄関でと紹介される事が多いができれば玄関入る前)
・手洗い、うがい、目洗い、鼻洗い
・見逃しがちですが髪の毛についた花粉にも注意
・外出していた服で家の中を歩き回らない
・着ていた服はすぐに洗濯機へ
< 花粉を部屋に入れない >
・洗濯物を外干ししない
・お布団を外に干さない
・換気は夜か朝、飛散の多い日中は避ける
・床や花粉が溜まる場所はこまめに掃除する
・空気清浄機を使う
・ハンガーに濡れタオルを干して吸着効果と湿度を上げる
・花粉キャッチカーテン・レースをする
・花粉チャッチ網戸にする
・サンルーム、ガーデンルームをつける

子供の花粉症以外のアレルギーも注意する

ハウスダストのアレルギーの方は反応が過敏である場合が多いので花粉にも反応しやすい傾向にあります。

アレルギー体質にならないためにも、花粉症だけを気をつけるのではなく、普段からペットやハウスダストと呼ばれるダニやホコリにも注意して、清潔にするよう心がけましょう。

 

小手先の事ではどうにもならない

甜茶、ヨーグルト、アロマ療法、お灸…..

「花粉症に効く!」っと様々な事が言われていますが

基本的には科学的評価はほとんどされていません

もちろん体に悪い事もなければ、多少なりとも効果はあるものもあるようですが

結局気休め程度でしかなく、それならば根本的な治療法にお金をかける方が賢いといえます。

 

<参照>厚生労働省・花粉症の民間医療について

子供が花粉症になった時の治療方法

※小さいお子様が発症した場合は、とりあえず病院に行くのが一番良いと筆者は思います

市販の薬で治す

第二世代の抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)

と呼ばれるものをお子様の年齢に合ったものをお探しください。

 

シロップ、錠剤、点鼻薬など子供から大人まで様々な年齢から使用できる薬が出ています。

花粉症に効くというものではなく、アレルギー症状(くしゃみ、鼻水など)に効果があると考えてください。

 

また第二世代って何なの?って話ですが

よく大人の薬でも眠気や他の副作用が言われますが

第一世代より第二世代と書かれた薬の方が副作用が改善されてますよって事です。

大人と同じで花粉が飛散するまでに、前もって飲むのが効果がでます。
詳しく知りたい方は「メディエーター遊離抑制作用」でググってください(笑)
ようは薬の特徴として即効性と遅効性があって、半分は体内で効くまでに1~2週間かかるよーって事です。

病院へ行く

市販の薬も何がいいかもよくわからない場合が多いですし
使用しても効果が無い場合もよくあります。
病院に行って、先生に診てもらいお薬をもらうのが一番安心安全です。
また、鼻炎やアレルギーの傾向にあるお子様は
耳鼻科で鼻の吸引や、吸入器で普段から鼻をケアを意識しましょう。

レーザー治療

鼻の粘膜をレーザーで照射して、鼻のアレルギーに対する反応を抑えるというものです。

麻酔のついたガーゼを鼻に入れて局所麻酔してもらえるみたいです(筆者は痛いの大嫌いなので。笑)

何歳から治療できるという制限はないようですが、さすがに治療中じっとしてられる年齢を推奨しているので、基本的には最低でも小学生からの場合が多いようです。

治療時期する時期の目安は花粉飛散の1~2ヵ月前。

治療費は保険がきいて3割負担で10,000円前後です。

効果は個人差があることも理解しておきましょう。

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法・皮下免疫療法)

これはアレルゲン(アレルギーの原因物質)のエキスを体内に取り込んで、根本的に体にアレルゲンを慣れさせてしまおうという治療方法です。
どちらの治療法も長期継続期間する事により効果が大きくなっていくのが特徴で、辛抱強く治療できるかが一番のネックとなるでしょう。
特に舌下免疫治療法は自宅で毎日舌下にエキスを置いて2分ほど待つという作業を続けなければなりません。
また皮下免疫治療法は皮下ですので「注射」しなければならないのと、初期は毎週通わなければなりません、しかし毎日自宅で何かをしなければならないわけではありませんので舌下免疫治療法よりは楽といえます。
基本的に他の治療と違い、確実性が高く、中には完治・根治に近い状態まで望める効果がある方もいるので、一番有効な治療ともいえます。
日本の舌下免疫治療法は2018年から5歳から治療を受けれる事になりました。
WHOの指針として免疫療法は5歳~となっております。
費用はどちらも保険がきくので3割負担で
舌下免疫治療は月2~3,000円、年間30,000円前後
皮下免疫治療法は月2,500円前後、初年度24,000円前後、2年目以降10,000円以下

まとめ

予防方法や治療方法をまとめてみましたが

筆者のように日常生活を送るのに支障が出るほど重症な場合は

ちょっとやそっとではどうにもなりません。

子供であれば尚更辛いことだと思います。

現時点では特効薬がありませんので長い人生を考えると

早めにレーザー治療や免疫治療をする事も考えてあげるのもいいと思います。

花粉症に苦しむ方やお子様が花粉症の親御さんのお役に立てれば幸いです。

< 2019・12月時点 >
アマゾンで売れ筋・高評価、薬を使わない治療の本です。

コメント