うちの子はなんだかシャキッとしてない!って親御さんいませんか?
筆者も言われるまでは特に気にしていませんでしたが
ご飯を食べる時でも、注意力散漫で身体をくねくねしてシャキッとせず
背もたれに斜めにもたれたり…..
子供ってそもそも集中なんて続かないしそんなもんだろうと思っていましたが
筆者の長男は2歳の時に体幹が弱いのではないかと、通っていた保育所から報告があり、
3歳の時に作業療法士さんの講習を受けました。
この経験をもとに子供の体幹についてまとめてみました。
体幹とは?
体の幹と書いて体幹。簡単に言うと頭と手足を除いた胴体部分の事を指します。
体の全てを支える幹・軸・芯、あるいは体の中心とでもイメージしていただければわかりやすいと思います。
サッカー好きの方は体幹=長友佑都選手と思われると思いますが、
長友選手は小さい体ながら、屈強な欧州選手の体当たりにも負けない体幹の持ち主。
サッカーではボディバランスが良いという言い方もよくしますが、
いかなる状況でも自分の体の幹がブレない、維持できる事が体幹が強いと言えます。
体幹がしっかりしている事で、姿勢が安定し、バランス感覚に優れ
何をするにも筋肉のパフォーマンスが向上し、体の歪みや無駄な体の痛みの発生を防ぎ
転倒や不意な怪我の防止にも繋がってきます。
体幹が弱い子供の特徴
・落ち着きがない、集中力がない
ご飯を食べている時、座ってテレビを見ている時など
すぐに姿勢が曲がってしまったり、テーブルにもたれたり
椅子の上に足を上げたり何かと動いていませんか?
体幹がしっかりしていないと、自身の体を何か他のもので支えようとしてしまい
すぐに姿勢が崩れてしまいます。結果的に集中して何か一つの事をしてられなくなる。
また床にすぐ寝そべってしまったりする子供はその可能性があります。
姿勢が悪いのではなく、その前に体幹が弱いから姿勢が悪くなっている可能性を考えてみましょう。
・頻繁に躓く、転倒する、怪我をする
走り方がフラフラしていたり、すこし足場の悪いところなどですぐに転んでしまったり
家の中でもはしゃいでいてすぐ怪我をしたり
一概に原因は決めれませんが、転倒はバランス感覚が大きく影響しますし
例え躓いても、踏みとどまれたり、こけてもうまく怪我をしないでこけれるまど
わずかな差でも体が反応できることにも体幹は影響してきます。
・疲労が溜まりやすい、持久力が無い、すぐ抱っこと言う
ちょっとしんどいと思ったらすぐに「抱っこー」と言う我が子が
ただの甘え癖ではなく体幹の問題だとしたら、また違った見方ができますね。
体幹は体の筋肉や内臓に至るまで、様々な体の動かし方に影響してきますので
体のバランスが悪く、効率の悪い筋肉の使い方や、
姿勢が悪い事による無駄な疲労が発生していたら
上り坂や階段などが人一倍しんどく感じでいる可能性があります。
体幹を鍛える事はどれほど必要性があるのか?
筆者が子供の頃は体幹うんぬんは聞いた事がありません。
実際この記事を書きながら、古臭い国語辞典を開いてみましたが
体幹という言葉は載っていませんでした。笑
昔人間であれば「子供なんかほっといたって育つわ!」っとなりそうですが
育つ環境が昔とは違い、基礎体力も減る一方の現代人において
幼少期の頃から体幹を意識していこうという試みは全国的に広がっています。
だから筆者の長男も指摘を受けたのかもしれません。
子供の成長過程で運動神経や運動能力が発達する3歳~14歳までのうち
3歳~8歳頃までは「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ運動能力の基礎が作られます。
9歳~14歳頃までは「ゴールデンエイジ」と呼ばれ
運動技術な事やスキル、センスなどが飛躍的に伸びるとされています。
たとえまだ無邪気な幼少期でも親が意識的に運動をさせてあげる事が大切になります。
体幹を鍛える方法
プレゴールデンエイジ
幼少期の子供や小学校入りたての子供に体幹トレーニングなど
やれと言ってもやるわけがないですね。
とにかく「遊ぶ!」これにつきます。
また、家の中で暴れ回られたら「危ない!」「やめなさい!」「ここは登るな!」
っとついつい怒ってしまう事も多いと思いますが
走ったり、ぶら下がったり、登ったり、何でもいいので
体を動かしていろんな筋肉を使い、いろんな動きを経験する事が理想です。
ダメな事はダメと言わないといけないので難しいところですが(^^;)
外でも公園や自然相手におもっきり体を動かして遊ぶことが
自然に体幹を鍛えることになりますので
疲れを癒したい休日のパパも腰が重たいかもしれませんが
積極的に外に遊びに連れて行ってあげてください。
ゴールデンエイジ
小学校高学年や中学校になると、トレーニングとまではいかないまでも
大人と似た動きも十分できます。
また中学では部活動であったり、小学生でも地域のスポーツクラブに所属していたり
趣味で体を動かす事をしていれば問題ないと思います。
何もしていない場合、幼少期と同じようにお外で遊んできなさいと言うのも微妙なお年頃です。
わざわざ外に行かなくても家の中でも体幹を鍛える簡単な動きは沢山紹介されています。
その中でもプランクは体幹トレーニングでは有名です。
腕立て伏せの状態から両腕の前肘をついた状態でキープ
バリエーションとしては片足を上げてみたり片手を上げてみたりしてその状態をキープします。
またサイドプランクは組み立て体操の扇の両端の人をイメージしてもらえれば
わかりやすいですが、体を横に向けた状態で片手で体を支えてキープします。
画像や動画を見ていただければすぐわかると思います。笑
無理に時間を取らずとも何かをしながらでもできますので
日頃から少しでも意識して、運動を子供と一緒にできればいいですね!
体幹を鍛えると良い事だらけ!
体幹を鍛える事によって、姿勢が良くなり、体のバランスに安定性が増し
筋肉の効果的な使い方ができ、基礎体力の向上、基礎代謝の増加
腹部が鍛えられることにより、内臓の動きもよくなり
便秘の改善、食欲増加から健康的な生活を取り戻し
心身共に充実した日々に繋がります。
まとめ
運動をする事が何歳になっても推奨されるのと同じで
親である私たちが体幹を鍛える事のメリットを理解して
子供が小さい頃から遊びや日常の運動の中で
体幹が鍛えれる事に繋げていければいいと思います。
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