【育児】立ち合い出産をする?しない?・メリット、デメリットは?

立ち合い出産育児
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これからパパになる方は立ち合い出産を希望しますか?

すでにパパになっている方は立ち合い出産を経験しましたか?

出産するにあたり必ず夫婦でどうするかを決める時が来る、出産の時に立ち合うのか否かの選択。

個人一人の意見では決めれない場合もありますが、自分で決めれる状況で迷ってしまっているパパになるあなたへ。このブログを読んで参考にしていただき、迷いを解決していただければと思います。

立ち合い出産をする人の割合は?

まず立ち合い出産をする夫婦の割合を見ていきましょう。

行政機関や企業等が出産にまつわる調査結果を出しています。データが少し古いものや調査方法等の誤差はありますが、昔と比べると増加傾向にあり、2013年の時点で50%を越えて、2016年のゲンナイ製薬調べの「出産にまつわる調査」では56%となっており、この記事を書いている2019年時点でも、伸び率はすでに鈍化しているとは思いますが、おそらく50%は越えている可能性が高いと思います。

立ち合い出産をする世代別割合は?

立ち合い出産を夫に希望する妻の割合は20代では7割に上り、30代でも6割半、40代で5割となっており、若い世代に多い傾向の調査結果が出ています。

これはいつの時代も若い世代の方が希望する傾向が強いという見方もできますが、個人的には昔と比べてどの世代であっても増加傾向にあると思います。

立ち合い出産だけでなく、子供の運動会や参観日でも夫婦で参加される方が、増えている気がします。

理由としては

・少子化が加速する日本で、子供一人の存在価値が無意識に高まっている。
・子沢山世帯の減少。兄弟姉妹のいない世帯は必然的に一人の子供により手をかける。
・共働き世帯も増え、夫が育児や子供のイベントに参加する機会が増えた。抵抗のある夫も減少している。
・企業理解の増加、立ち合い出産のハードルが下がっている

こういった理由が、増加の背景にあるのではないでしょうか。

立ち合い出産のメリット

筆者も2人とも立ち合い出産をしましたのでその経験と世の中の意見も含めてメリットをご紹介したいと思います。

・夫婦の絆が深まる

出産は立ち会う立ち会わない以前に、夫婦で臨むものであります。

新しい命を長い月日をかけお腹の中で育んでくれたお母さん。

いよいよ出産の日が来ることは、待ち望んだ嬉しい事である反面、やはり無事に出産できるだろうか?何時間かかるだろうか?痛みはどれぐらいだろうか?等々、不安がよぎるものです。

6割近い妻が夫への立ち合い出産を望んでいるように、当日はなるべくそばにいて欲しいと願うのは普通だと思います。また夫も仕事がなければあるいは休んででも、妻のそばにいてあげたいと思うはずです。

陣痛が始まり、出産直前になると、お腹の痛みが定期的に起こります。苦しむという表現が適切ではないかもしれませんが、頑張って痛みに耐えている時に、夫がサポートし続けてあげれた夫婦はとても絆が深まると思います。

やはり同じ時間を共有するという事は大切です。

・母親の偉大さがわかる

出産に立ち会うかどうかを考えているあなたは、奥様の10ヵ月の妊娠期間をそばで見てきているはずです。

悪阻のある初期から中期、定期的に病院へ通い、検査を繰り返し、どんどんお腹が大きくなって、動きも制限され、いよいよ出産。

過ぎれば早く感じるかもしれませんが、ここまででも長く自由のきかない日々を頑張ってくれたと思うと思います。

妊娠期間と出産に関して、男性(夫)はいくら心配しても、いくら辛さを代わってあげたくても、「何もできない」という事を痛感すると思います。

それが出産となると尚更です。

陣痛から出産までは、本当に普段見る事のない奥様の姿を見ると思います。それを見せたくないという奥様もいるかもしれませんが、筆者の意見としてはむしろ全てを見せるべきだと思います。

経験上、必死にサポートし、声をかけ、身体をさすり続けても、こんなに頑張っている妻に「俺はこのぐらいの事しかできないのか」と無力感を痛感します。

もちろん出産の痛みやかかる時間も人それぞれですが、無事に産まれた時に「お母さんは本当に凄い」「ありがとう」と身に染みて思う事でしょう。

・人生において大変貴重な時間と経験

昔と比べて、陣痛時に使用するアプリなどもあって、便利にはなっていますが、やはりいつ陣痛がきて、それから出産に至るまでが何時間かかるのかというのは、神のみぞ知るという事には変わりありません。

旦那様の仕事が休みで、朝から陣痛が来て、その日のうちには産まれましたというような方は稀だと思います。

いつ産まれるかはわからないので、出産予定日が迫ってくると仕事をしていても毎日がソワソワするものです。

そしていざ当日陣痛が来て病院へとなっても、仕事中ではすぐに職場から帰らせてもらえるかもわからないですし、帰れても出産までに間に合わないという方も話でよく聞きます。

そういう意味でも、立ち合いを望んでいても立ち会えない場合も多々ある事と、さらにそばで出産までを見届ける経験というのは唯一無二の経験ですので、いかに貴重であるかがわかります。

職場に迷惑をかけない意味でも、出産の日は休ませてください、連絡が来た場合は帰らせてください等、前もって職場に伝えておくためにも、事前に立ち会う意思を決めておく必要があります。

立ち合い出産のデメリット

筆者は立ち合いをおすすめしますが、デメリットとなる側面もご紹介いたします。

奥様が希望していない

出産をする本人が夫の立ち合いを望んでいない場合は、しっかり話し合って夫婦で判断してください。無理にお互いの主張をぶつけ合うと喧嘩の元になります。

やはり頑張っているとはいえ、陣痛を耐える姿や分娩室での姿を見せる事に抵抗がある方も沢山いると思います。何事も夫婦で納得し合った結論を出せるようにしましょう。

夫にイライラする

これは夫にとっては悲しい話ですが、悪気はないけれどそばにいる夫が邪魔でしかたなく感じたり、やることなすことイライラしてしまうという場合があるようです。悪阻の時にもあるある話ですね。

もちろん夫自体が非常識でほんとうに空気の読めない性格でイライラするという話もありますが、基本的には出産の当日に自分の妻の気持ちを汲めない夫は少数だと思います。

何もできない分、何かしてあげないととおせっかいになりすぎず、その場その場で臨機応変に奥様をサポートしてあげれるといいですね。

病院が許可していない

デメリットというより、そもそも病院が立ち合い出産を許可していないパターンがあります。また出産までに夫が講習を受けていないと立ち合い出産できない、また立ち合いはできても撮影は禁止など、病院によってさまざまなパターンがあるようです。

まとめ

今回は立ち合い出産についてまとめてみました。

繰り返しになりますが、筆者は立ち合い出産をおすすめします。近年の増加傾向という事を抜きにしても、やはり父親になる男性は出産当日の時間を奥様と共に共有・共感し様々な事を想い考えてほしい、そして父親になる自覚と感動を味わっていただきたい。

しかしながら、仕事があり望んでも立ち会えないお父さんもたくさんいると思いますし、また奥様が望まれていない場合もあると思いますので、夫婦にとってより良い選択をして決めてください。

何より一番は母子ともに無事に出産を終えるということですから。

 

番外編(立ち合うお父さんへの注意!)

これは筆者が経験上、注意喚起しておきたい話です。

陣痛から出産はいつ始まり、いつ終わるかは本当にひとそれぞれです。真面目な旦那様になればなるほど、寝てはいけない、奥様のそばで自分を頑張らないといけないと、無理をすると思います。

知り合いでも初産の奥様に40時間近く付き添った方もいました。長い長い分娩室での頑張りの末、感動の我が子とご対面し、すぐに仕事に行かなければならい方、また数時間しか睡眠がとれず極度の寝不足で出勤しなければならない場合もあると思います。

居眠り運転、事故には絶対に注意してください!(特に車を使われる方は)

意外とこれは言われない話ですが、ただ遊んで寝不足しているのとはわけが違います。

長くいつ終わるかもわからない時間を気を張ったまま耐えたお父さんは無事産まれた安堵と共に極度の眠気と疲労が出てしまう場合があります。ただでさえ不規則な時間を過ごす可能性が高いので眠たい方が大半だと思います。

特別な幸せの日に、お父さんが事故をしていては元も子もありませんので、くれぐれもお気をつけください。

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